忘れてもらえないの歌1108


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昼公演見終えて

なんばまできてワッフル食べてるけど、

そういえば俺節のときも

四ツ橋のカフェでワッフル食べたなって思い出した。

 

今日が唯一のS席。

FCで取れた分でした。

 

先輩方のアドリブにのっかるように

安田くんもアドリブしたり。

 

 

「記者」が何度も出てきて

お芝居で演じない場面転換の部分を説明したり

直接滝野くんと会話したりするんやけど、

物語の中ではない、いつかの未来の滝野くんに取材してるような形になっていて

これはいつの、どんな状況の滝野くんなのかな

いろいろあったけど

なんだかんだうまくやって、

音楽のそばで幸せに暮らしてる滝野くんであればいいな、と思う。

 

記者が、滝野さん顔が疲れてきた、

続きは休憩のあとにしましょう

混みますよぉ、トイレ。

って言って休憩に入るのとても愉快。

 

良仲くんが去ったあとの記者のセリフ、

喧嘩別れした相手の心には破片が刺さっていて、

それはその人が持っていない考え方、

その破片はいつしかその人に取り込まれ

その人の心を豊かにする、

ってのがあって、

シンプルなストーリーテラーだった記者が

急にこんな話するから

ドキッとする。

 

あと滝野くんは

いろんな場面で戦時中のあの頃を

比較対象にして話すんやけど

(それはもはや取り憑かれてるような表現なのかもしれない)、

戦争で死ぬよりマシでしょ!

って言ったあとに稲荷くんが、

そんなこと言わないでください!

戦争は死んだほうがマシな場所でした。

だいたい死ぬよりマシって思いながら生きてる意味ってなんなんですか!

的なことを言う。

みんなそれぞれに戦争との関わり方が違ってて

生きる中で大切にしたいことも違ってて…

 

でもそんな流れの中で

ささやかなことで、悩みたいってことで

みんな盛り上がる。

暮らしが楽になって縁側でウジウジ悩みたい麻子。

晩御飯何食べようかなぁって悩みたい滝野くん。

四つ角で、どちらの道に行っても同じくらいの距離で、あ〜どっちから帰ろうかなぁって悩みたい良仲くん。

あんぱん目の前にしてこしあんつぶあん、どっちにしようかな〜って悩みたい稲荷くん。

(瀬田さんは麦か芋かで悩みたくて、俺はどっちも飲みたいって稲荷くんが言ってるのが、はけながら聞こえる)

あんぱんのくだりでは、稲荷があんぱんを手に取る仕草をするので、

買う前に手で持つのはなしだけどね、とつっこむ滝野。

それなら、と匂いを嗅ぐ仕草をする稲荷。

匂いを嗅ぐのもだめ。

悲しくなっちゃって自分の殻に閉じこもる稲荷。

(稲荷くんが殻に閉じこもるときは本を朗読します)

どっちも買おう?ねー?って言い聞かせて、

どっちも持ってる仕草をしてる滝野の手を、ぎゅうっと抱きしめる稲荷。

っていう

ここはほのぼのおもしろかわいい和みシーンです。

 

墨染めであるはずのレコードをガルボで聴くシーン

歌声喫茶の常連さんたちのアドリブが効いてて、

シリアスなシーンとの対比が増してた。

すみぞめ〜!!

 

ラストの夜は墨染め

歌い方が少しずつ違うんだなぁ。

昨日は顔を伏せたまま歌いきった記憶があるけど、

今日は上向いて

あるくーーーー

ってキレイな高音で歌ってた

上を向いて歩こうにかき消された、

夜は墨染めの、うつむいたまま歩くっていう歌詞を

上を向いて歌ってるんだ…………

 

 

カテコ2回目が終わって、

降りた幕をキャストみんなで持ち上げるようにカテコ3回目。

今までほとんど声出してなかった気がするけど、

ばいばーい

ありがとうございました〜

って

ゆるーいかんじで。

それか今まで3階やったから聞こえてへんだけかも。

 

こんなふうに素晴らしいお芝居を

みせてもらえるということが

本当に嬉しくて、

それを友人に話しながら

泣いてしまった。