書くか迷ったけどずっと書きたかったこと

昨年1月、祖父が亡くなりました。
入所している施設で新型コロナウィルスに感染し、入院。
肺炎からは回復したものの、発熱をくりかえし、病院で亡くなりました。
職場で自分の母からの電話で亡くなったことを知らされました。
同僚もお客様もいましたが、我慢などできず泣き崩れてしまいました。
病院に行ってもなにもできないから、とそのまま仕事をしました。
少し泣く時間をもらいました。

コロナ感染のため、お見舞いにも行けず、看取ることもできず、
亡くなってからも会うことができず、
再会できたのは火葬後、骨になってからでした。

お正月にアクリル板越しで面会できていたのが唯一の救いだったかもしれません。

顔面に熱を感じながら、
これが腰骨、背骨、喉仏、と説明されながら、
私の母、父、叔父、叔母と骨を拾いました。


それから、
仕事で他県に通勤している自分が感染して持って帰ったらどうしよう。
まして、遊びに行って感染して持って帰ったら、もう自分自身の気持ちが立ち直れない。
後悔に押しつぶされて耐えられない。

仕事を辞める訳にはいかないけど、それ以外は何もしない。
仕事に行って、帰る毎日。
それでも少しずつ、帰りに近くで買い物する、休みの日は近所で買い物する。
それくらいはするようになった。
でもそこに自分で線を引いたまま進めなくなった。
緊急事態宣言が出てるかとか、規制が緩和されたとか、科学的に安全が確認されたとか、
そういうこととは関係なく、
これは自分のメンタルが耐えられるかどうかなので、
自分で線を引き直すことができないと、
どうしようもない。

家族と職場の人以外と会わなくなってから、もうすぐ2年が経とうとしてしまってる。
こんなの絶対に嫌やし、
自分でも何とかしたいし、
現場にだって行きたいに決まってる。
チケット取れるかは別として。

でも自分で線を引き直す勇気が出ないことにはどうしようもない。

せめてさいごにおじいちゃんに会いたかったです。

このきもちを書き残しておきたかった。