私もブンブン飛び回っていたいよ〜忘れてもらえないの歌〜

まずは、座長はじめキャストのみなさま、

スタッフのみなさま、

27公演お疲れ様でした!

 

みんなで大きな車輪を回そう、と言いながら作られたこの舞台。

大きな車輪に巻き込まれて、しがみついたり、回転に身を任せながら浴びることができて本当に幸せでした。

 

カテコは結局5回。

最後は安田くんがひとりで幕の前に出てきてくれました。

4回目でキラキラが舞って、音楽がなるなか幕が下りて、

音楽が鳴り止まないからずっと手拍子をしていて、

きっと音楽が鳴り止んだら、

このまま手拍子が拍手に変わって終わるんだろうなって思ってたけど、

出てきてくれて、

感謝を伝えてくれました。

 

カテコでキャストさんひとりひとり、安田くんの普段の呼び名で紹介したんやけど、

銀粉蝶さんのこと銀ちゃんって呼んでたのが一番びっくりした。

パンフ読んで、福原さんのことを福ちゃんって呼んでたこともびっくりして嬉しかった

俺節のときは福原さんって呼んでいたはず)。

安田くんはニコニコっていうより完走してなお、というか完走後だからこその、

キリッとした表情で話してて、でも合間合間にキラキラの笑顔をみせてくれました。

他のキャストの方の笑顔も眩しかった。

安田くんが福原さんを舞台上に呼んで、

千穐楽を迎えたらヤスに言わないとと思ってたんだけど、と、

ジャケットを脱いだ。

Tシャツありがとう、手作りありがとう。

安田くんが染めた、黄緑を基調としたタイダイのTシャツを見せてくださいました。

今ゆう〜?って言いながら安田くんもニコニコしてました。

キャストの方がほんとにニコニコされてて、

きっと今見えてないスタッフの方も笑ってくださってるんじゃないかなって思えて、

やっぱりそんなカンパニーの座長である安田くん…

好きです。

 

特にベテランの方々のアドリブがキレキレでたのしかった!

切ないエンディングなんやけど、

笑えるシーンもたくさんたくさんあったんですよ。

 

音楽のシーンも全て本当に素敵で、

どこもどれも大好きで、

ここまでもこの曲のここが良かったって

たくさん書いたんやけど、

なかでも、改めて語りたいのが2曲。

 

まずは

銀粉蝶さん演じるレディ・カモンテが、戦後の混乱の中で、

今は街中でゴミを拾って古道具屋に売ったりして、仲間と暮らしているなか、

滝野くんが声をかけるんやけど、

カモンテは昔のことはなんにも知らないという。

仲間のためと思ってやってきたことが、全部うまくいかない…

と話す滝野くんにカモンテが歌ってくれる。

階段の上でカモンテは仲間たちに囲まれて、

本当に美しくあたたかい歌声で歌う。

周りの仲間たちはあたたかく穏やかな表情。

照明に美しく照らされていて、

ゴミを拾って生活しているので、衣装はボロボロで華やかじゃないのに、

こんなに美しい歌が、美しい姿があるだろうか…っていう気持ちになる。

本当に美しさでポロポロ泣いてしまうのがこのシーン。

 

そして、ラスト。

滝野くんが歌う、夜は墨染め。

この話はもう何回もしてるのであれなんですが、

本当に心臓に直接響くかのような。

この歌唱からラストシーンまでの流れが

本当に本当に…震える。

 

こんな素晴らしいお芝居を見せてもらえることが、

幸せで幸せでどうしょうもないと思っていたんですが、
自分たちがエネルギーを使って届けたお芝居が、

誰かのエネルギーになるって幸せなことだって、座長が話してくれました。
こんな幸せなことあるだろうか。

 

安田章大というひとを好きになった私は

やっぱり天才だなと思いました。